稽古について

練習内容は各コース毎に分かれており、各個人の技術習得度に応じた指導が行われます。

大東流合気柔術の練習以外にも、打撃技、投げ技、寝業、礼儀指導、護身術、木刀や居合刀を使った練習等も行います


 


○護身術専門コース
(主に女性の希望者が対象)

このコースでは主に女性を対象とした護身術の練習のみを専門的に行うコースで、1時間半の枠内にて月に二回練習します。
練習の内容は基本的な身体の動かし方から習得し、危険な状況の事前察知と回避、連れ去りなど具体的事例を想定した対処を練習します。
危険な状況で実際に身を守れなければ護身術の意味は無いため、本コースではエクササイズ感覚で習う内容とは異なる実戦的内容を練習していきます。


○初級コース
(大東流合気柔術 三級以下の方が対象)

このコースでは主に、基本的な打撃技(突き、蹴り)、寝業(関節技・絞め技)、投げ技、受身、基本的な大東流の型や護身術などを練習します。
初期の練習は優しい内容のものを時間をかけて練習し、習得するごとに次の段階へ練習がステップアップしていきますので、運動経験の無い方でも安心してご参加いただけます。



○中級コース
(大東流合気柔術 一級から三級の方が対象)

このコースでは初級コースで習得した技法を用いた実戦的な練習を行い、より高難易度の技法の習得が行われます。組手の内容は打撃技、投げ技、寝業が含まれる総合格闘技ルールで行われます。
また大東流の技法に関しても、より難易度の高い型を中心に練習し、実戦における応用を模索します。



○上級コース
(大東流合気武道 初段以上の者が対象です)

このコースではこれまでに習得した技法などを使った高度な実戦練習を行います。
武器を持った相手、多人数の相手、或いはその両方の相手と対峙した場合などを想定し、より困難な状況における対処などを学びます。

 

●稽古の様子

・型稽古

大東流固有の技法を型を通して練習します。
型は理解の容易性や難易度に応じて箇条別に区切られており、最初は一箇条の技法から練習します。
また上級者に対しては型の派生技として拳法技、柔術技、合気技などの別法についても練習も行います。

・打撃練習

九州大東館関東支部では大東流の道場としては珍しいフルコンタクト打撃の練習を行っています。
上級者は顔面打撃ありのパーリングを行い、寝技の練習との複合による総合格闘戦への適応、更には大東流の型の応用などを習得します。

・寝技練習

寝技の練習では主に投技、関節技、絞め技を習得します。
大東流の型は寝技と非常に親和性の高い部分が多々あり、それらを交えながら寝技の習得を行います。

・護身稽古

九州大東館 関東支部における護身の稽古は、相手が複数人の場合や武器を所持している場合、その両方の状況を想定して練習が行われます。
武器に関しては硬質ゴム製の訓練用ナイフなどを用い、敢えて危険な状況を想定して練習します。